
コインランドリー経営の始め方がわからない!
コインランドリーで土地活用をしようとしているけど、なにが必要で、なにから始めたらいいのか…。
わかりにくいところですね?
実のところ、コインランドリーは無人店舗であるだけに、他業種に比べても始め方は簡単です!
特別な資格も不要で、建物さえあれば、早くて2ヵ月あれば準備完了!
ただし、事業パートナーをどこにするかは今後の経営方針に影響が大きく、そこはよく検討する必要があります。
今回は、コインランドリーの開業から開業後までのすべての流れをお届けします!
ここでの情報を活かして、コインランドリー経営への一歩を踏み出しましょう!
『土地活用の学校』講師:オオタニ
銀行マンから土地活用のコンサルタントへ転身。「ここでわかる、すぐに動ける、現場の活きた情報を伝えたい!」をモットーに本ブログの運営をスタート。
保有資格:土地活用プランナー・CFP・1級FP技能士
コインランドリー経営に必要な資格と許可
コインランドリー運営は資格無しからスタート可能!
コインランドリー運営に特別な資格は必要ありません!
関連事業に携わっていなくても、すぐに経営をはじめる事ができます。
ただ気をつけたいのは、クリーニング事業に必要な「クリーニング師資格」。
お客様が自分でコインランドリー向け機器を利用される場合には資格は必要ありませんが、衣類を預かる場合は「クリーニング師資格」を持つ担当者が必要になります。
地域保健所への申請が必要
コインランドリー開業には、地域保健所の認可が必要です。
こちらは地域保健所へ申請を行い、換気が可能な窓、蓋付きゴミ箱の設置といった確認項目を担当職員がチェック。
後日連絡を受けるといった流れの検査です。
建物の建設、内装工事や機器の設置が完了したら、市町村のホームページから申請書をダウンロード、施設の平面図と合わせて届出を行いましょう!
抜き打ち的な要素は無く、事前に問い合わせや準備が可能なので、申請が始めての方でも簡単です。
コインランドリー経営の始め方は2パターンある!
コインランドリーを始めるには、たとえ自分で経営していきたいと考えている場合であっても、機器や洗剤の購入には販売店とのコネクションが必須になります。
コインランドリー経営の始め方は、フランチャイズで始めるか、あるいは販売代理店と始めるかで2つのパターンに分かれ、まずは信頼出来る事業パートナーを見つけることが第一になります。
- フランチャイズでコインランドリー経営
管理している店舗の数が多く、ノウハウとコミュニティの提供が大きな魅力。
分からない事をすぐ相談できるサポート体制もあり。大手をパートナーに選びたい人におすすめ。
- 販売代理店でコインランドリー経営
コインランドリー業界独特とも言える方法。
メーカー機器の販売を行う代理店、または機械メーカーが、開業サポート・工事・営業後のサポートを行う。
フランチャイズに比べると会社の規模は小さいが、加盟金やロイヤリティ無しでのコインランドリーの運営が可能。
開業サポートに関しては機器メーカーの協力も得られ、フランチャイズに比べて極端にサポートの質が劣るといったこともない。
小回りの効く事業者をパートナーに選びたい人におすすめ。
それでは、2パターンそれぞれの特徴をくわしく見てみましょう!
フランチャイズでコインランドリー経営
手厚いサポートが大きなメリット
規模が大きく対応地域、対応人数が多いので、サポートの手厚さで選ぶならフランチャイズが圧倒的です。
なるべく手をかけず、店舗管理まで行える管理会社を探している人にはおすすめ。
オーナーが店舗運営に携わらない、遠隔地での開業も可能です。
レイアウトによる認知浸透
認知度の高い看板を使える事も、フランチャイズ開業の大きな魅力。
出店の盛んな地域であれば、名前や看板のデザインを見ただけで、コインランドリーと認識してもらえる認知の強さがあります。
都心部では特に強い部分なので、出店予定の地域特性を合わせて検討してみましょう。
開業後、お客様に与える印象や安心感も魅力です。
加盟金とロイヤリティの支払い
清掃・売上金回収・電話対応といったサポート料金とは別に、加盟金とロイヤリティが必要になるのが、フランチャイズの大きなデメリットです。
事業者によって設定はさまざまですが、売り上げの数%となっている場合が多く、利益の確保には綿密な売り上げ予測と経営計画が必要になります。
コインランドリー経営の性質として「細く長く」という部分があるので、事前に収入イメージをハッキリ持っておくことが重要です。
初期投資を抑えるために機器をリースで、とお考えの場合は必ずトータルでの支出を確認してください。
販売代理店とコインランドリー経営
他業界にはないサポート体制
販売代理店とコインランドリーを経営する場合、コインランドリー機器、洗剤の多くは販売代理店からの購入が可能で、フランチャイズが取り扱う機器に近いモデルも入手が可能。
コンビニや飲食店のように、フランチャイズでしか提供できないお客様へのサービスはほとんど無いのが現状です。
出店計画、出店後の売り上げ回収や電話対応といったサービスへの加入も可能で、フランチャイズに負けないサポート体制が整っています。
オーナー同士がコミュニケーションを取れる場の提供、他オーナー同士の連携や一体感といったものが得られない運営方法になりますが、コスト面では十分検討に値する選択肢と言えます。
オーナーが自由に店舗を作成
販売代理店もほとんどの事業者がコインランドリー経営を行っているので、店内レイアウトや外観デザインの雛形、売り上げの実データを提供可能。
オーナーはフランチャイズスタイルで実店舗に近い設計を選ぶも良し、自分のイメージに基づいて、独自性を打ち出した店舗作成を目指しても良し。
「手を掛けて自分の店を作る!」というイメージを持っている場合、販売代理店をパートナーに選ぶことをおすすめします。
加盟金、ロイヤリティは無し
フランチャイズともっとも違いが出るポイントは、加盟金、ロイヤリティが発生しない点です。
機器の販売価格に多少違いがあるものの、「細く長く」を考えると小さな差でも見逃せません。
フランチャイズの安心感とオーナー同士の連帯感、販売代理店を選んだ場合の実利と孤独を天秤に掛けながら、スタイルを選んでみてください。
コインランドリー開業「まで」の流れ
次に、具体的にコインランドリー経営を開業するまでの流れを確認してみましょう!
選んだ事業者と打ち合わせ
まずは活用予定の土地情報を持って、選んだ事業者と打ち合わせを行いましょう!
コインランドリーのイメージが湧かない場合は、運営店舗の視察やイベントへの参加を検討してみてもいいかもしれません。
複数回の打ち合わせで、土地とコインランドリーのマッチング、実行した場合の規模や費用の試算を行い、具体的な検討を行ってください。
機器の用意と設置はもちろん、配管や内装の工事といった必要な事業者への連絡は全てパートナー事業者が行います。
資金の確保と支払い
近年はコインランドリー業界への注目度から銀行の評価も高く、借入は比較的スムーズに進められるケースが多いです。
事業計画書の作成もフランチャイズ、販売代理店のサポートを受けられるので、不慣れな方でも不備のない内容に仕上がります。
資金確保の目処が立ったら、事業者と支払いのタイミングを打ち合わせ。
土地や建物の工事、機器の搬入を経て、コインランドリーが完成します。
期間は約1ヶ月程度、建物が既にある場合は、それほど大規模な工事は必要としないケースが多いです。
保健所への申請と開業
工事が行われている最中は、電気ガス水道、火災等保険と警備の契約を済ませます。
自動販売機の設置等もこのタイミングでOKです。
オープン直前に保健所への申請、約一週間程度で報告済証が交付されるので、店内に掲示しておきましょう。
チラシやDMを使った販促も、このタイミングで行うケースが多いです。
打ち合わせに1ヶ月、工事に1ヶ月で早ければ2ヶ月ほどでコインランドリー運営がスタートします。
建物の建築や機器納品のタイミングで遅れるケースもあるので、余裕を持てる計画を立てて、自分のお店を手に入れてください。
コインランドリー開業「後」の流れ
続いて、コインランドリー開業後の主な流れです。
作業はサポート範囲次第
開業後、オーナーが行う業務は契約したサポートの範囲次第です。
フルサポートであれば、オーナーが店舗で行う作業は無し。
自分で行う場合は、日々の清掃と洗剤の補給、売り上げの回収といった作業が必要です。
週に3回程度、各2時間もあれば、不慣れな状態でも完璧に業務をこなせるでしょう。
電話対応はネックになりやすいポイントで、24時間オープンの場合は24時間電話が掛かってくる可能性があります。
問い合わせ件数自体はそれほど多くありませんが、こちらは外注での対応も検討してみてください。フランチャイズ、販売代理店どちらでも対応が可能です。
売り上げの管理
オーナーが行うメインの業務になります。
雨が降れば晴れた日の200%といった売り上げも珍しくないコインランドリー。
逆に晴れた日が続けば売り上げが伸びず、苦戦する月も出てくるでしょう。
経費の削減、販促などアイデアを実行しながら、より良いお店を目指してください。
その他では他事業と同じく、法人、個人事業主どちらの場合も経営上の手続きや国、税務署へ報告を行う業務が発生します。
コインランドリー向け建物を建てるなら
土地に建物を建ててコインランドリーを始める方は、平行して建物建築の準備を進めておきましょう!
コインランドリー事業者が行える範囲は内装工事と配管、機器の設置がメイン。
その他の部分はハウスメーカーなどの建築メーカーでの施行が一般的です。
建築メーカー、コインランドリー事業者、オーナーの三者で打ち合わせを行いながら、スムーズなオープンを目指してください!
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