この記事を読んでわかること

入居者にとって魅力的な設備を備えれば、競合物件との差別化ができ、空室率を下げることも可能です。
ただ、なんでも付けていては利回りの低下は避けらません。
ここでは、比較的低コストで訴求力のあるアパートの設備5選をご紹介しています。

空室しらずの魅力的な物件にしたい!

悩む男性アパート経営でもっとも怖いのが空室リスク。

空きなく入居者付けをするためには、それだけ物件の魅力を高める必要があり、競合物件との差別化は重要なテーマです。

アパートを建築してすぐなら、新築プレミアムで入居者付けは簡単ですが、築年数が経過するとともに入居者に対する訴求力はどんどん低下。
家賃を下げることでも対応はできますが、収益性を考えると限界があります。

長く安定的に、家賃の低下率を抑えられるだけの魅力を維持するには、入居者に求められる設備を導入して、設備プレミアムをつけるのもひとつの手。

そこで今回は、”競合物件との差別化を行うための、おすすめ設備5選”をご紹介します。

年代問わず需要高!wifi・インターネット無料サービス

無料インターネット

アパート経営で今、最も人気の高い設備が、wi-fiなどの無料インターネット回線です。

今や水道・電気・ガスに続く、第4のインフラといっても過言ではないインターネット。
ヘーベルメゾン調べの「この設備があれば周辺相場より家賃が高くても入居が決まる」設備ランキングでは、単身者、ファミリー層どちらにおいても1位となっています。

この設備があれば周辺相場より家賃が高くても入居が決まる設備

インターネット回線を新規契約する場合、場合によっては利用できるまでに数週間かかりますが、最初からインターネット接続が無料の物件であれば、入居初日から利用できることを大きな訴求ポイントにできます。

スマホをメインにインターネットを利用している人にとっても、パケット代を気にせず動画などの大容量コンテンツを見られるのは、金銭的に大きなメリットがあるとうつるようですね。

wifi

無料インターネット回線の導入にあたっては、2つ方法があります。

1つめは、建物一棟ごと回線契約を結ぶ方法。
一部屋あたりのネット回線費は月3,000~4,000円程度です。
毎月のコストはかかるものの、自分で新規契約する面倒を考えると欲しいという人は多いので、家賃に上乗せしても問題ないところでしょう。

2つめは、賃貸併用住宅を経営している人限定ですが、自宅で光回線を契約し、各部屋と共有する方法。
中継器を設定すれば、各部屋ごとにIDとパスワードが設定できるので、セキュリティ面も問題ありません。
光回線であれば、4つの部屋で同時に使っても100Mbps 程度の速度は十分出ます。
導入コストは1つ3,000円程度の中継器を部屋数にあわせてそろえるだけなので、ランニングコストを抑えながらも無料インターネット回線を訴求ポイントにできます。

この設備は、定期的なメンテナンスも必要なく、一度導入してしまえば継続的に付加価値として活きるものなので、ぜひ検討してほしいところです。

単身女性やファミリー層から支持!高セキュリティ設備

安心する女性

アパートのセキュリティ面は、単身女性やファミリー層から、物件選びの際にとても重視されます。
セキュリティを高めるために必要な設備として、以下のようなものが考えられます。

エントランスのオートロック機能

オートロック

エントランスに扉を設置する場合、オートロック機能は入居者の安心感につながるので、大きな訴求ポイントになります。

エントランスのオートロックにも様々なタイプがあり、ものによって導入コストには大きなひらきがあります。

例えば、エントランスに全戸につながる集合機を備え、各部屋の玄関前に子機インターホン、部屋内にモニター付きの親機インターホンを配置したタイプの場合、配線工事も必要になるため、全10戸程度のアパートで200万円程度の初期費用がかかります。

インターホンを設置せず暗証番号入力で扉をひらくタイプでは、配線工事が不要であるため、初期費用は50万円程度でおさまります。

エントランスに防犯カメラ

防犯カメラ

防犯カメラを設置しておけば、犯罪への抑止力になり、何か問題が起きたとしても問題解決に役立ちます。

防犯カメラを設置するときにコストを抑える手段として最適なのは、インターネット回線業者に依頼することです。
インターネット回線業者のオプションにはたいてい、防犯カメラの設置サービスがあります。毎月1万円程度の契約料で設置が可能です。

各部屋に録画機能対インターホン

録画機能付インターホン

空き巣対策として非常に役立つのが、録画機能付インターホンです。
これを付けていれば、留守中に誰が訪ねてきたかを帰宅後に確認することができ、空き巣の未然防止に役立ちます。

というのも、空き巣は物件の下見をして留守時間を把握するから。
下見でもっともよく使われる方法が、インターホンを押して留守を確かめる方法です。
不審な人物が複数回訪ねてきたことを録画できれば、警察への相談もしやすくなります。

空き巣以外でも、特に単身女性にとっては、誰が訪ねてきたかは防犯上とても気になるところ。
録画機能付インターホンの設置は、大きな訴求ポイントになります。

工事費も含めても2万円前後で設置でき、入居者が変わっても引き続き使用できるので、費用対効果が高く、検討したい設備です。

駐輪場にはセンサーライト

サーチライト

駐輪場やバイクの駐車スペースでは、盗難がよく発生します。
そこで防犯のため、人の発する熱や動きを察知して点灯するセンサーライトを設置してみましょう。

窃盗犯が嫌うのは、「音・光・時間」です。
明かりがつくだけでも、ある程度の犯罪抑止力が働きます。

センサーライトの設置費は数千円程度ですので、低コストで防犯対策が可能です。

単身者とファミリー層で違う?お風呂の追加設備!

バスルーム

1日の疲れを癒してくれるお風呂は、入居者が重視する設備のひとつ。
単身者とファミリー層で、お風呂に求める機能は多少違ってくるので、ターゲットにあわせた設備を選びましょう。

単身者に特に魅力的な浴室乾燥機

浴室乾燥機

特に単身者に人気の設備が、浴室乾燥機です。

単身者は洗濯する時間がなかなか取れず、週末に一気に済ませてしまう傾向があります。
週末の天気がすぐれない場合も浴室乾燥機があれば、屋内で洗濯物を乾燥させられて重宝します。

また女性の場合、安全面を考えて屋外に下着を干したくないこともあるでしょう。
室内干しでは生乾きになってニオイが気になることも多いですが、浴室乾燥機があれば対応できます。

導入費は10万円以上しますが、入居者ニーズの高い設備なので、検討の余地ありです。

ファミリー層に人気な追い炊き機能

追位炊危機能

ファミリー向け物件でお風呂に求める設備といえば、追い焚き機能です。

家族でお風呂に入る時間が違うときも、追い炊き機能があれば、節約志向の高いファミリー層にとって、高い訴求ポイントになります。

工事の内容には、追い焚き機能付の給湯器への変更、浴槽に穴をあける工事、配管工事とがあり、かかる費用は戸数や給湯器との配管距離などによります。
追い炊き機能を付ける場合と付けない場合とで、見積もりを比較してみましょう。

エアコンはもはや必須の設備!

エアコン

直接的な差別化には繋がりませんが、アパート経営をする上で入居者の多くが求める設備がエアコンです。
もはや「あればいいな」という設備ではなく、「あって当然」の設備と言っても過言ではないくらい。

エアコンの設置費用は、工事代を含めて5万円~6万円程度で可能です。
ファミリー向けで3部屋ある場合などは、全室に設置すると大きなコストアップとなるので、リビングだけ設置すると良いかもしれません。

エアコン自体で差別化を狙うのであれば、コストは上がりますが省エネエアコンを検討するのも手です。
最新型の省エネエアコンの電気代は扇風機と変わりません。
『当物件では省エネエアコンを導入しています。夏場は電気代が安いですよ』といううたい文句で、大きな訴求ポイントとなりえます。

年々需要が増加する宅配ボックス!

宅配ボックス

「日用品は全部Amazonで買う」という人も多い昨今。
そんな背景をもとに宅配ボックスの需要は年々増加傾向にあります。

特に単身者の場合は、仕事で荷物を受取れないときに重宝するので、大きな訴求ポイントになります。
サイズの大きなものを設置すれば、宅配クリーニングを利用して、とりに行く手間が省けるかもしれません。

導入費用はボックスのサイズにもよりますが、だいたいひとつ5万円前後
そこに工事費が+10万円くらいを見ておけば良いでしょう。

さいごに

今回は、一部を除いて低コストで導入できる設備をご紹介しました。

アパート選びでは、間取りやデザインが重要視されることが多いですが、設備プレミアムで入居者を惹きつけることも可能です。
ただし、導入費用と家賃収入が釣り合うかも見ておかなければいけません。

すべての設備をつけていては、利回りの低下は避けられませんし、継続的なメンテナンスも必要になるので、入居者として選ぶターゲットに応じて、導入する設備を厳選していきましょう。